飯原道代/プロフィール

●実技をともなう国語音声学の授業は、俳優を志す者に限らず、小学生、また教師や保育士、サラリーマンなど、人にものを伝え、受け取るすべての職業の基本に必要であると、桐朋学園演劇専攻在学中から感じてきた。阪神淡路大震災の際、被災地でのコンサートを巡演した経験から「ことば」「音楽」「気負わないからだ」による表現が、ひとの生きる力をひきだすことを身をもって実感し、以来「ことば」の表現活動を続けている。ことばには暴力に拠らずものごとを解決していく「道具」としての限りない可能性があり、また「笑い」をよぶものであり、そのための実践と交流の場づくりにとりくんでいる。

●桐朋学園演劇専攻卒業。劇団俳優座入団。1995年よりことばのステージの創作を開始。2004年文化庁新進芸術家国内研修で「音声訓練の方法論の学習と実践」をテーマに研修。新劇俳優協会第2、3回詩の朗読MINI FESTIVAL において最優秀賞を連続受賞。審査員小沢昭一氏より「笑いのある語り」の評価を受ける。2007年『声とことばの教室』を開講。宇都宮大学公開講座講師、杉並区立富士見丘小学校表現ワークショップ、桐朋小学校4年国語詩の出張授業、劇団銅鑼の学習会講師などを務めた。
これらの活動から、叙述的演劇の創造をめざす「ナラティブシアター土の子」が誕生し、声とことばによる新たな活動を展開している。

活 動 暦

●詩とうたと音楽の試み「ことばうた」‥1995年より各地で開催。谷川俊太郎「ワッハワッハハイのぼうけん」工藤直子「ともだちは海のにおい」F=パブロフ「茶色の朝」ほか、「シューベルトと音楽室」新垣隆作曲「ピアノまじりの鼻うた集」など

●ナラティブシアター土の子‥2007年よりきむらゆういち「あらしのよるに」(講談社刊)公演、巡演中

●舞台‥俳優座「復活」「BIG AND LITTLE」「朗読/戦争とは2008」、こまつ座「雨」、劇團旅藝人「糸瓜咲て」ほか

●音楽作品‥桐朋学園オーケストラとの共演「海のおばけオーリー」また「兵士の物語」「くるみ割り人形」における語り、オペラ工房では「あまんじゃくとうりこひめ」うりこひめ(ゆず組企画ではあまんじゃく)、「たらちね」つる女、「フィガロの結婚」伯爵夫人。ピアニスト武石玲子とのコンサート「Wohin?」ほかさまざまな音楽作品に参加 。

2010.12.26更新

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